お勉強 腎機能の指標について

臨床上重要な腎機能の指標として eGFR と Ccr がある。

GFRは糸球体でろ過された血漿の量のこと。

 

GFRの推測値として使用されるのがCcrとeGFR

添付文書で腎機能低下の指標及び用量調節の指標になるのはCcr

CKDガイドラインで指標として用いられているのはeGFR

ちなみに60ml/min/1.73m2が境界。

両者とも血清クレアチニンを用いて計算する。

Crは尿細管で分泌されるため,CCrは若年者ではGFRより30%高めに推算される
CG式による推算CCr×0.789でGFRとして評価する

 

eGFRの場合、高齢の腎機能を過大評価する危険性がある。

Ccrの場合は、肥満者の腎機能を過大評価する危険性がある。

 

また、eGFRの計算結果として体表面積補正が入っている(ml/min/1.73m2)ことに注意。

 

シスタチンCは比較的新しい腎機能の指標。血中シスタチンC濃度から、eGFRが算出できる。