お勉強 抗てんかん薬
抗てんかん薬の勉強会があったので参加
新規抗てんかん薬のラコサミドについて。
電位依存性ナトリウムチャネルの緩徐な不活性化を選択的に促進する。
売りとしては、従来の抗てんかん薬にある酵素誘導、酵素阻害作用がなく、
併用禁忌がない。 部分発作に対して適応がある。単剤治療も可能。
メーカーサイドの話としては、従来部分発作に使用されているカルバマゼピン
(テグレトール)と同等の効果を持ち、副作用が少なく、相互作用がないという改良版の位置づけであるとのこと。
製造販売元はUCB。イーケプラの製造販売元と同じ。イーケプラが使用しにくい症例、
具体的にはうつ傾向がある患者に対して使用できるのではないか、との話。
バイオアベイラビリティがほぼ100% 分布容積が小さい
抗てんかん薬の復習
成人部分てんかんには
第一選択としてカルバマゼピン(テグレトール)が使用されている。
部分発作にたいして単剤で新規抗てんかん薬 ラモトリギン、ラコサミド、レベチラセタム が、使用できる
勉強会 復習 睡眠薬
せっかく勉強会に行ってもいるだけですべて忘れてしまうのはもったいない、ただどこまで公開範囲にしていいのだろうか?
誰も見てないだろうから問題になるとはとても思えないが。
以下メモ
不眠を訴える高齢者は多いが、主観的睡眠時間と、実際に寝ている睡眠時間は異なることもある。
年齢別に睡眠時間の推奨があるが、65歳以上だと最低5時間から9時間となっており、5時間でも大丈夫という考え方もある。
基本的には薬物を使う前に認知行動療法を行うことが勧められるが、実際に行うことは難しいのが現状だ。 もっとも簡単な指導として、臥床時間を制限する方法。 すなわち、朝は同じ時間に起き、就寝時間を遅らせることを指導する。
不眠の症状を三つ上げると
精神科の病床数は減っているのに、隔離、身体拘束を行われる患者数はむしろ増えているというデータがあるそうだ。新しい抗精神病薬は鎮静力が低いことにより、隔離、身体拘束をしなければならなくなっているのだろうか、そうだとしたら皮肉なものだ。
不眠の三つの症状として①入眠困難、②中途覚醒、③早期覚醒がある
Bz系睡眠薬として、一般的には半減期が短いブロチゾラム程度までがよく使われる。
反跳性不眠は 力価が高く、短時間作用型のものほど起こりやすい
いわゆるZ- drug の30日制限があるのがゾルピデム、ないものが
エスゾピクロンでそれは反跳性不眠が起こらないということのデータの採取期間によるのではないかと言われていた。 ゾルピデムは5週間、エスゾピクロンについては12か月のデータがあるそうだ。←要確認
お勉強 花粉症
ファーマトリビューン(PharmaTribune) | 薬剤師&薬学生に役立つ薬剤知識・医療ニュースサイト
Pharma Tribune 87号を今更読んで。 以下の内容はすべて引用もしくは記載内容からもの
花粉症について。
もうすぐ花粉症の季節がやってくる。
花粉症関連の薬剤知識について復習したい。
花粉症治療の基本内服薬は 第二世代抗ヒスタミン薬。
このうち、レボセチリジン セチリジン ロラタジンは妊娠中も使用経験が多く比較的安全に使用可能。もちろん基本的には内服は妊娠15週目までは避けたいが・・・
肝機能機能障害がある場合にはベポタスチンベシル酸塩、腎機能障害がある場合にはエバスチンは通常量で使用可能。ロラタジンについては慎重投与だが通常量で使用可能。
当院採用薬
フェキソフェナジン1日 2回
エピナスチン 1日 1回
セチリジン
オロパタジン
デスロラタジン
抗ロイコトリエン薬は眠気の副作用がなく鼻閉の改善に効果がある
気管支喘息にも有効であるため、花粉症との合併例に使用しやすい。
鼻噴霧用ステロイド薬 鼻漏、くしゃみ、鼻閉のすべての症状に有効
抗ヒスタミン薬、抗ロイコトリエン薬の有効性を上回る←根拠の記載がないので要確認。
ナゾネックスは当院の採用薬。
噴霧する際は頭をうつむきかげんに、点鼻後は頭を後方へ向ける
ノズルの先が鼻中隔に当たらないようにノズルの先端を外側に向けるよう指導する。
この辺りがポイントになりそう。
旅行 台湾めも
先日台湾旅行に行ってきた。
行ったのは台北。多くの台湾旅行は台北中心で組まれることが多いと思う。
飛行機はpeachを利用した。
早めの予約で価格を安く抑えられるのは魅力がある。ただし遅れる頻度が多いこと、搭乗締め切り時間が早いこと(国際線は50分前)はマイナス点。また、羽田空港で自動チェックイン機は使用できない
(2018年2月現在)
今回台湾→桃園 台湾→桃園 行きも帰りも遅延していた。
帰りの便は午前0時50分羽田着の予定だったが、実際に羽田空港を出ることが出来たのは午前2時ごろ。羽田の近くに宿をとっていたので良かったが、昼間の便で乗り継ぎや、以降の予定を組んでいる場合には注意。
羽田空港近くの宿として今回BeagleTokyo を利用した。
https://www.beagletokyo.com/access
空港からのシャトルバスが本当に便利。 羽田空港前の交番に送迎バスが来てくれるので移動のストレスがない。 早朝便、深夜到着便を使う場合はおすすめ
台湾では
台湾旅行ガイド「台北ナビ」~世界15エリアから現地情報をお届け♪
で予約したツアーで 野柳、十分(滝と街) 九分を巡った。
ドライバーの方に聞いたところ、4月か10月が台湾旅行にはお勧めできるとのこと。雨が多い時期と暑すぎる時期を除くとこの2か月間がおすすめだそうだ。
8時間のツアーで料金は5400TWD だった。 日本円で23000円程度。一台当たりの料金なので5、6人で行くときには特におすすめできると思う。 ツアーとしては予想よりも時間的余裕があり、ドライバーに途中に申し出て途中で食事をとることもできた。 予約時にピックアップの場所をホテルの名前にしておくとホテルに荷物を置いてすぐ出発できる。
今回は羽田の早朝便で出かけて、桃園空港8:50 着(多少遅れた) 台北市内のホテルに正午に到着。 そこからすぐにツアーに出発できた。
2017年に空港から台北までのMRTが開通した。 およそ40分で空港と台北市内を結んでいる。空港から市内へのアクセスが良くなった。
2泊3日で行ったところ、()内は食事の店もしくは食べたものを記載した。
個人的な感想として、台北だけなら2泊3日くらいで十分かと感じた。
1日目 桃園空港 台北 野柳 十分(滝) 十分(老街) 九分 饒河街 夜市
2日目 総督府 中正記念堂 (阿宗麺線) 龍安寺(鼎泰豐)(シンイエ) 淡水
3日目 (トウジャン)台北101(アワビチャーハン) お土産 (火鍋) 桃園空港
鼎泰豐は言わずと知れた台北の(日本にもある)小籠包のお店だが、どこにいっても60分以上の行列ができていた。 行くのならば平日がいいだろう。